保険会社の提示額がアップするのはなぜ?
1 はじめに
交通事故を扱っている法律事務所のホームページをみると、保険会社の提示額から大幅にアップさせることができたということを大きくうたっているのをよくみかけると思います。
このことに対して、多くの方は、保険会社の担当者は、しっかりと損害額を算定して金額を出しているはずなのに、どうして提示額から大幅にアップするのか疑問に思う方も多いと思います。
2 弁護士に依頼すると保険会社からの提示額は本当にアップするのか
保険会社から示談金の提示を受けた場合、その提示額は弁護士に依頼すると金額はアップすることがほとんどです。つまり、本当にアップします。
3 提示額がアップする理由
提示額がアップする理由は、保険会社が提示する金額が最初からそもそもとても低いからです。
加害者側の保険会社は、金額を提示する場合、自賠責基準の低い金額しか提示しないことがほとんどです。
しかし、この自賠責基準の金額は、裁判になった場合に損害として認められる計算式で算定した金額、いわゆる裁判基準の金額よりもはるかに低いのです。
ですから、弁護士に依頼すれば保険会社の提示額は適正金額に近づけることができるためアップするのです。
4 保険会社から提示を受けた場合には、示談する前に必ず交通事故に強い弁護士に相談すること
弁護士に依頼すれば、ある程度交通事故を経験している弁護士であれば、保険会社の提示額をアップさせることができます。
しかし、後遺障害等級が認定されているケースでは、より専門性が高まりますので、適正な金額にアップさせたいのであれば後遺症に精通している弁護士に依頼する必要があります。
5 後遺症に精通している弁護士の見分け方について
ネットで検索しても、どの弁護士も交通事故に強いとうたっているため、一般の方からすれば、後遺症に精通している弁護士を見分けることは難しいという声をよく耳にします。
そのため、真に後遺症に強い弁護士の見分け方が重要になります。
真に後遺症に強い弁護士を見分ける方法としては、後遺症で等級獲得の実績があるのかどうかを確認することが効果的です。実績は弁護士の専門性を客観的に裏付けるものだからです。
具体的な確認方法としては、相談者の負った後遺症について適正な等級を獲得している実績が多数あるのかについて弁護士のホームページで確認することです。
さらに、ホームページでも判断できないのであれば、弁護士との面談の際に相談者の怪我の後遺症に関する等級獲得の実績があるか直接確認した方がよいでしょう。
後遺症の等級を獲得した実績がある弁護士であれば自信をもってお話するはずです。
逆に、後遺症の等級を実際に獲得した実績のない弁護士は、話をすり替えたり、はっきりものを言わすに言葉を濁します。
真に後遺症に強い弁護士に依頼しないと適切な補償を受けることができませんので、弁護士選びは真剣に行ってください。