事故態様
相談者は、80代の女性で、道路を横断中に、バックしてきた自動車に衝突されるという交通事故にあいました。
ご相談のきっかけ
相談者は、左上腕骨遠位部骨折による左肘関節の機能障害の症状について後遺障害等級12級6号が認定されていたのですが、保険会社からの提示額がアップさせることはできないかということでご相談に来られました。
解決のための基本方針
保険会社の示談金の提示額を確認したところ、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料が裁判基準よりも低く提示されていました。
そこで、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料の金額を裁判基準に近い金額まで増額することができることを説明して、ご依頼を受けました。
解決内容
保険会社と交渉して、傷害慰謝料を75万円、後遺障害慰謝料を70万円増額させました。
結果として、賠償額を当初提示額よりも170万円ほど増額させることができました。
弁護士のコメント
・保険会社の提示額は、裁判基準よりもかなり低く提示されている可能性があり、その場合には保険会社と交渉することで裁判基準まで増額することができます。
・本件は、休業損害や後遺障害逸失利益の賠償額が出ない事案でしたので、大幅な増額とはいきませんでしたが、交渉により早期に裁判基準での賠償額で解決することができました。