後遺症が残ってしまった被害者の方で保険会社の事前認定の手続を進めた方は、自賠責調査事務所から等級結果が出ます。
この等級結果について適正であると信じている方が非常に多いのが現実です。
特に北海道の方は、この傾向が強いです。
しかし、実際はそうではありません。
自賠責保険における後遺障害等級の認定の制度は、非常に多数の交通事故を迅速に処理するため画一的に処理され、等級認定にもれがあったり、適正に評価されないことがそもそも制度上予定されています。だからこそ、救済策として異議申し立ての制度が設けられているのです。
実際、診断書に記載漏れがあったことによって本来認めれるべき等級が認められていないケースが多数見受けられます。
当事務所でも、異議申立てを行うことで、非該当のケースで14級を獲得したり、14級のケースを12級と等級を上げたり、また、極端なケースでは11級を5級や6級にまで上げています。
つまり、現在の自賠責の等級認定制度のもとでは、認められた等級が適正であるか検討することは不可欠です。
後遺障害等級が認定されている方は保険会社と示談をする前に1度ご相談下さい。適正な等級かどうかお知らせできます。