交通事故の後遺症の中でも難易度がとても高い典型的なケースとして高次脳機能障害があげられます。
また、骨折の中でも足も腕も骨盤もと体中が骨折しているような重傷のケースでは、骨折の部位ごとに担当医師と面会して、部位ごとに後遺障害診断書を作成する必要があり、後遺症の難易度は高いです。
さらに、脊髄損傷、複合性局所疼痛症候群、腓骨神経麻痺や臓器の後遺症のケースではこれ自体で後遺症の難易度は高いです。
そして、当所では、これらのとても難易度の高いケースでは、被害者に1度事務所にきてもらい、レントゲン画像、CT画像、MRI画像をモニターで示し、画像上どの点に異常があるのか、今後、等級をとるためにはどのように進めていくのか、そのための課題や問題点はなんなのか、被害者やご家族がしなくてはいけないことは何なのかを説明して、今後の方針を明確に示します。そして、その上でしっかりと後遺障害等級認定に向けてサポートを行います。
ただ、後遺症の中で難易度が高いケースにおいても、後遺症に向けた準備を一切せずに、治療の最後の段階になって、病院から後遺障害診断書の取り付けを依頼するだけの活動で済ませてしまうという弁護士も見受けられます。これは後遺症に詳しくない弁護士の対応としてみられるあるあるですので注意してください。
当所では、依頼していた弁護士が後遺症に向けた準備を一切せずに、治療の最後の段階になって、病院から後遺障害診断書の取り付けを依頼されて愕然とした被害者の方が慌てて相談に来られてお受けすることになったケースもいくつもあります。このようなケースでも当所は対応していますが、後遺症の難易度の高いケースでは、できる限り早くサポートを開始しないと適正な等級の認定が受けられず手遅れになることもありますので、ご注意ください。