高次脳機能障害のケースでは、後遺症の認定における難易度が他の後遺症のケースと比較して格段に難易度が高いため対応する弁護士も生半端な専門性や実績では全く太刀打ちできません。
ただ、高次脳以外でも非常に難易度が高い後遺症のケースがあります。具体的には、脊髄損傷のケース、骨神経麻痺のケースなどです。これらの「重傷のケース」においても、生半可な専門性や実績では太刀打ちできません。
そのため、これらの重傷のケースでは、専門性と実績があり、かつ、しっかりとサポートしてくれる弁護士に依頼しないとなりません。これらの重傷のケースでは、適正な等級の認定を受けて適正な賠償を受けないとご本人だけでなくご家族の将来の生活が破綻し、取り返しのつかない事態に陥ってしまう危険があるからです。
典型的な重傷のケースとしては、以下のケースがありますので、万が一これらの重傷のケースになってしまった場合にはくれぐれも慎重に弁護士を選んでください。
①高次脳機能障害
傷病名としては、頭部外傷や頭蓋骨骨折、脳挫傷、びまん性軸索損傷、クモ膜下出血になります。高次脳機能障害はとにかく見過ごされやすいので注意が必要です。
②脊髄損傷
脊髄損傷は症状が重たいのから重たくないものまであるのですが、症状が重たいものですと、手足のしびれが強くて元の仕事に復帰できないことが多いです。
③骨盤骨折から派生した神経症状が出ているケース
骨盤が骨折するくらいですから相当重傷であり、神経損傷を伴って様々な神経症状が出ることがあります。
④腰椎や胸椎の圧迫骨折
圧迫骨折も程度によって症状が異なりますが、重たいものだと痛みが相当残りますので、仕事への支障が非常に大きくなります。
⑤腓骨神経麻痺
骨折に伴う腓骨神経麻痺のケースでは、足首や足の指がダランとしてしまった状態になるので、かなりの重傷です。
⑥内臓損傷
内臓損傷のケースもケースによってはかなりの後遺症が残り、等級獲得の認定の難易度はかなり高いです。