頚椎捻挫、腰椎捻挫のいわゆるムチウチは、交通事故で最も多く発生する傷病であり、一般の方にとっては１番身近な怪我といえます。ムチウチは痛みやしびれの症状が後遺症として残ることも多く、症状の重たい方は事故直後から後遺障害等級の認定を受けることを見据えて対応する必要があります。以下、ムチウチのポイントについて解説します。
頚椎捻挫、腰椎捻挫のいわゆるムチウチにおいても後遺障害等級の認定を受けることができること
ムチウチは骨折等に比較すると軽傷であることから後遺障害等級の認定を受けることができないと考えている一般の方は多いですが、ムチウチであっても症状の重たい方は後遺障害等級の認定を受けることができます。
ムチウチで等級の認定を受けることのメリット
ムチウチで等級の認定を受けることができた場合のメリットとしては、１４級９号の認定を受けることができた場合、年収によっても金額は変わりますが、２００万円ほど補償額が増額します。これにより残存した痛みの治療費の原資を確保することができます。
等級の認定を受けるためには
ムチウチで等級が認められるためには、後遺症の存在を証明して後遺症の申請手続きを行い、等級の認定を受ける必要があります。
後遺症の申請手続きは被害者請求の方法で行うべきこと
後遺症の申請手続きを加害者側の保険会社に任せている被害者の方も多くみられますが（加害者側の保険会社がサービスで後遺症の申請手続きをすることを事前認定といいます。）、後遺症の申請手続きは弁護士による被害者請求の方法で行うべきです。
等級が認定されれば加害者側の保険会社による保険金の支払い額が増えることになるので、加害者側の保険会社と被害者は利益が対立する関係にあります。そのため、加害者側の保険会社に後遺症の申請手続きを任せるべきではないのです。
但し、当然ですが、後遺症の申請手続きを弁護士に任せるしても後遺症に強い弁護士に依頼しないと全く意味がありませんので注意して下さい。
後遺症の申請は後遺症に強い弁護士に依頼する必要があること
後遺症の申請は後遺症に強い弁護士に依頼しないと全く意味がありませんので、後遺症の申請は後遺症に強い弁護士に依頼する必要があります。
当然ですが、後遺症に強くて等級獲得の実績を有する弁護士に依頼した場合とそうでない場合とでは結果に雲泥の差が生じます。
一般の方が後遺症に強い弁護士かどうかの判断することは難しいでしょうが、ムチウチで多数の等級獲得の実績があることは必須なので、ムチウチで等級獲得の実績があるのか確認した方がよいでしょう。
また、後遺症に強い弁護士の中でもさらにトップクラスの弁護士の場合には、ムチウチのケースで多数の１２級１３号の獲得実績がありますので、「過去にムチウチのケースで後遺症の申請を行って１２級の認定を受けたことが複数回ありますか？」と質問すれば真に後遺症に強い弁護士であるか一発でわかります。
ムチウチで１２級を獲得することは確かに相当ハードルが高いですが、後遺症に強い全国トップクラスの弁護士であれば１２級の獲得実績が数多くあるからです。後遺症のサポートやアドバイスを何もせず、治療の終了の段階になって、後遺障害診断書の紙を渡されて病院の医師からもらってきて下さいという対応をする弁護士は後遺症について詳しくないので、等級の認定を真剣に考えている被害者の方は一度立ち止まった方がよいでしょう。
できるだけ早い段階からのサポートが必要であること
ムチウチで１４級の認定を受けるためには、事故後早い段階から後遺症認定のためのサポートを受けることが必要です。相談の連絡のタイミングが遅かったために、症状が相当重たいケースでも後遺症が認定されないケースが数多く見受けられます。症状が重たく、等級の認定を真剣に考えている方は特に注意して下さい。
症状が重たい方は１４級ではなく１２級を見据えて対応する必要があること
ムチウチの後遺障害等級は認定をされたとしても１４級どまりであることが大半です。交通事故の詳しい弁護士でもムチウチでは１２級をとった実績はほとんどないという話をよくされています。
確かに、ムチウチで１２級の認定を受けることは極めてハードルが高いです。
しかし、ムチウチでも症状がかなり重たい方は、仕事への支障も著しく、被った損害をしっかりとカバーするためには１２級の認定を受ける必要があります。
１２級の認定を受けることのメリット
1２級の認定を受けることができた場合、年収によっても金額は変わりますが、６００万円～１０００万円ほど補償額が増額します。一般的には１２級の認定を受けた場合の補償額は１４級の場合に受けることができる補償額の３倍くらいになります。
どのような被害者がムチウチで１２級の獲得を見据えるべきか
ムチウチで１２級を狙える方はどのような方かというと一言いえば症状が相当重たい方です。具体的には、首（頚椎捻挫）であれば、首の強い痛みに加えて手（上肢）のしびれも強くあることです。また、腰（腰椎捻挫）であれば、腰の強い痛みに加えて足（下肢）のしびれが強くあることです。
したがって、事故状況が大きくて、首や腰の痛みと手足のしびれの症状が強い方で適正な補償を受けたい被害者の方はしっかりと１２級を狙うべきです。
１２級を見据えている被害者の方の注意点
ムチウチで１２級を見据えているのであれば、後遺症に強い弁護士の中でもさらにトップクラスの弁護士に依頼する必要があります。
ムチウチの後遺障害等級は認定を受けたとしても１４級であることが一般的です。交通事故の詳しい弁護士でさえも１２級をとれた実績はほとんどないという話をよくされています。それくらい１２級のハードルは高いのです。
しかし、後遺症に強い弁護士の中でもさらにトップクラスの弁護士は１２級の認定をしっかり受けています。
そして、当所では、後遺症に関して圧倒的な実績があり、ムチウチでも症状の相当重たい方については、しっかりサポートをして、１２級の認定を受けている多数の実績がありますので、症状が重たくて真剣に１２級の獲得を見据えている方はご連絡下さい。
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