事故態様

相談者は、40代の男性で、自転車を走行中に、右折をしてきた普通乗用自動車に衝突されて、腰椎圧迫骨折の傷害を負うという交通事故にあいました。

ご相談のきっかけ

相談者は、自身の後遺症について後遺障害等級がそもそもとれるのか、どのように手続を進めていいか全くわからない、また、今後の保険会社との賠償交渉についてもどのようにしたらよいかわらなないということでご相談に来られました。

解決のための基本方針

被害者の方は、腰椎圧迫骨折の診断が出ており、画像を確認したところ、脊柱変形障害で後遺障害等級11級7号が認定されうるケースと判断し、後遺障害の申請の段階からお受けすることにしました。

解決内容

〈後遺症の申請〉

当事務所で後遺障害等級申請を行い、自賠責調査事務所による審査の結果、脊柱変形障害で後遺障害等級11級7号の認定を受けることができました。

〈保険会社との交渉〉

その後、保険会社と交渉して、1320万円の支払いを受けることができました。

弁護士のコメント

・腰椎圧迫骨折や胸椎圧迫骨折の場合、脊柱変形障害として後遺障害等級の認定を受けることができるかどうか検討する必要があります。

・本件では、治療の早い段階から受任することで、早めに画像を収集でき、後遺障害等級の申請について早め早めの対応をすることができ、結果として適切な後遺障害等級の認定を受け、その後の交渉で適切な賠償を受けることができました。

・加害者側の保険会社に後遺障害等級の申請手続を任せるべきではありません。加害者側の保険会社は高い後遺障害等級が認定されると高額な賠償金を支払わなくてはならず、後遺障害等級の申請手続を適切に行うことを期待することはそもそも制度の仕組上無理なのです。

・当事務所では、原則全ての事案において等級の申請手続を行っており、後遺障害等級の獲得について圧倒的な実績がありますので、万が一交通事故で大きな怪我を負ってしまった方は、早めにご相談下さい。