事故態様
相談者は、70代後半の主婦の方で、普通乗用車の後部座席に乗車中、当該乗用車が前のトラックから落ちてきた貨物との衝突を避けるために停止したところ、後続の自動車に追突されるという交通事故にあいました。

ご相談のきっかけ
相談者はむちうちによる後遺障害14級9号が認定されていたのですが、保険会社からの示談金の提示額が適正かどうかわからないということでご相談に来られました。

相談のポイント
保険会社の示談金の提示額を確認したところ、 裁判基準よりも低額な金額が提示されていました。具体的には、主婦としての休業損害及び後遺障害逸失利益がゼロと評価され、傷害慰謝料及び後遺障害慰謝料も裁判基準よりも低額でした。
そこで、裁判基準に近い金額まで上げることができると説明し、ご依頼を受けました。

保険会社との交渉
保険会社と交渉して、休業損害及び後遺障害逸失利益については主婦の家事労働分について獲得しましま。また、傷害慰謝料及び後遺障害慰謝料も裁判基準 までアップさせることができました。

結果として、保険会社の当初の提示額よりも150万円ほど増額させることに成功しました。

ポイント
・保険会社の提示額は、裁判基準よりもかなり低く提示されている可能性があり、その場合には保険会社と交渉することで裁判基準まで上げることができる。