事故態様
相談者は、50代の男性で、大型自動二輪車を運転し、道路に沿ってカーブを走行していたところ、対向車線をはみ出して進行してきた普通乗用自動車に衝突されるという交通事故にあい、右膝の半月板損傷の傷害を負いました。
ご相談のきっかけ
相談者は、膝の後遺症がひどく、後遺障害等級を獲得してほしいということと今後どのように手続を進めていいかわからないということでご相談に来られました。
相談のポイント
事故の態様(受傷機転)や治療の経緯、症状から、少なくとも後遺障害等級12級13号に相当すると考えらえられましたので、症状固定後に後遺障害の申請を行いました。
後遺障害等級の申請
後遺障害を適正に認定してもらうためには、医師が作成する後遺障害診断書が非常に重要です。
そこで、相談者の自覚症状や医学的な所見をもれなく後遺障害診断書に記載してもらうよう主治医に依頼をしました。また、可動域について主治医に検査を依頼しました。
さらに、相談者が大型自動二輪車を運転している際に自動車に衝突されるという事故の態様が重大なものでしたので、事故の態様について詳細に説明するとともに、事故態様の重大さを中心とした立証を行いました。
そして、自賠責調査事務所による審査の結果、右膝の半月板損傷による疼痛について12級13号の認定を受けることができました。
ポイント
・半月板損傷による後遺障害についての裏付け資料を収集して適切な立証活動を行ったこと ・事故態様の重大性の立証が適切にできたこと