事故態様
相談者は、60代の男性で、自転車を走行中に、左折をしてきた普通乗用自動車に衝突されるという交通事故にあいました。
ご相談のきっかけ
相談者は、自身の後遺症について後遺障害等級がそもそもとれるのか、どのように手続を進めていいか全くわからないということでご相談に来られました。
相談のポイント
相談者の症状や治療の経緯等から、後遺障害等級11級は間違いなく認定されるものと考えられましたが、さらに上位の等級に該当する可能性が高いと考えられましたので、後遺障害の申請を行うこととしました。
後遺障害等級の申請
後遺障害を適正に認定してもらうためには、医師が作成する後遺障害診断書が非常に重要です。そこで、相談者の自覚症状や医学的な所見をもれなく後遺障害診断書に記載してもらうよう主治医に依頼をしました。
また、脊髄損傷についての症状を裏付ける資料を収集しました。結果として十分な立証資料を準備した上で後遺障害等級の申請を行いました。
自賠責調査事務所による審査の結果、頸髄損傷による後遺障害について、「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」として9級10号という高い等級が認定されました。
ポイント
脊髄損傷による後遺障害についての裏付け資料を収集して適切な立証活動を行ったこと