ご相談のきっかけ
被害者が横断歩道を横断中に見切り発車をしたトラックに轢かれて亡くなられたという事案です。提示されている示談額が妥当かどうか教えてほしいということで、被害者のご遺族の方が相談に来られました。
解決のための基本方針
相手方保険会社は、被害者の過失割合は5割だと主張し、自賠責保険分を超える分の損害はないと主張していました。お話を聞き、事故状況を確認したところ、被害者の方の過失割合は5割よりも低いと考えられましたので、賠償交渉のご依頼を受けました。
解決内容
保険会社との交渉により、被害者の過失割合を3割まで下げ、当初提示額より760万円増額させることができました。
弁護士のコメント
・死亡事故の場合、賠償額が大きくなることから保険会社は、適切でない過失割合を主張し、賠償額も裁判基準よりもかなり低い賠償額を提示してくることが頻繁にあります。
・本件でも、当初、保険会社は、被害者は5割もの過失があると主張し、自賠責基準の示談額しか提示しませんでした。
・そこで、事故現場を確認し、信号の点滅時間等を詳しく精査し、相手方主張の過失割合が不合理であることを主張立証し、最終的には被害者の過失割合を3割まで下げることができました。
・死亡事故の場合は、弁護士への相談は不可欠ですので、必ず相談するようにして下さい。
・本件でも、当事務所が対応することで自賠責基準の提示額から760万円増額させることができました。