適正な過失割合について
保険会社から示談書の提示を受ける際、過失割合の提示も受けます(例えば、示談書に被害者の方に20%の過失があると記載されている等)。
この保険会社の担当者から提示される過失割合については、交渉しても変わることはないと考えている方がほとんどです。
しかし、確かに保険会社の主張する過失割合が適正である場合もありますが、基本的は被害者の過失割合を多めに評価していることが多く、弁護士が交渉することで過失割合が大きく減る場合があります。特に、後遺障害等級の高い事案や死亡事故の場合には、被害者の過失が高めに評価されている傾向が強いです。
そして、死亡事故や後遺障害事案では、そもそもの賠償額が大きいため過失割合が10%違うだけで、賠償額が数百万円も変わってくることがあります。
当事務所でも、実際に死亡事故や後遺障害事案で交渉もしくは裁判で過失割合を大きく減らすことができた実績を多数有しています。
死亡事故や後遺障害事案では、過失割合の検討は不可避ですので、保険会社と示談をしてしまう前に1度ご相談下さい。当事務所で適正な過失割合であるかどうか検討した上でお知らせできます。
過失割合の解決実績
・死亡事故で相手方保険会社より自賠責分の提示しか受けていなかったケースで交渉により760万円増額させた事案【140】
・死亡事故で、当初は相手方から過失割合を主張され、提示額も保険会社基準のかなり低額あったものを、裁判により被害者の過失をゼロとし、また、賠償額も裁判基準の4500万円を獲得【59】
・右足関節可動域制限及び下肢の短縮障害による併合11級の40代男性の相談者で、弁護士の交渉により過失割合を30%から10%に減らして賠償額を700万円増額に成功【38】