事故態様

相談者は、80代の女性で、横断歩道を青信号で渡っている際、右折をしようとしていたトラックに衝突されるという交通事故にあいました。

ご相談のきっかけ

保険会社から示談の提示があったが、この提示額が適正なのか、適正でないのであれば上げてほしいということでご相談に来られました。

 解決の基本方針

保険会社による事前認定手続で高次脳機能障害として後遺障害9級10号を受けていたものの画像や医療記録等を分析した結果、上位の等級を狙えるという判断をしたが、ご本人が高齢ということもあり早期の解決を強く望んでいたため異議申立てや裁判を行わずに交渉で解決するという方針となった。

解決内容

ご本人が高齢で1人暮らしで収入もなかったため賠償額は大きく増額させることはできなかったが、最終的に200万円の増額で示談を行った。

弁護士のコメント

・高次脳機能障害は、脳に障害は残ってしまうことで感覚障害、言語障害、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの症状が生じてしまうため、日常生活や社会生活に大きな支障が出てしまいます。そのため、適切な等級認定を受けて補償を受ける必要性が極めて高いのですが、体自体は問題ないことから、本人のまわりの方が交通事故が原因であることを見過見過ごされることが多いため注意が必要です。
・交通事故に遭われて、脳挫傷とか急性硬膜下血腫とか外傷性くも膜下血腫等の診断を受けた場合で、ご本人に
①同じ話を繰り返しするようになった
②記憶力が以前よりも大きく低下した
③新しいことを覚えることができない
④感情のコントロールができず、怒りやすく暴力を振るうことがある
⑤人の会話がうまくできないようになった
⑥事故前と人格が変わってしまった
というような症状がみられる場合には、1度早めにご相談にきて下さい。