事故態様
相談者は、30代の女性で、普通乗用車の走行中に、突然脇道から普通自動車が進行してきて、側面に衝突されました。
ご相談のきっかけ
相談者は、既に保険会社の事前認定(加害者の保険会社が後遺障害等級の申請を行うもの)により、12級13号の認定を受けていたものの、保険会社が、等級の結果をいつまでも知らせず、相談者が問い合わせても、保険会社が「等級結果の内容に納得しないので再調査を行うので、自賠責保険から等級結果の書面を送らない。」と言われ、どうしていいかわからないということで、相談に来られました。
解決の基本方針
相当の数の交通事故案件を扱っている当事務所においても、自賠責の等級結果が出ているにもかかわらず、保険会社がその結果を被害者に伝えず、しかも等級自体を否定しようと自賠責保険会社に働きかけているというケースは初めてでした。
相談者の方からお話を聞いたところ、後遺障害等級が認定に関して一切問題のないケースでしたので、直ちにお受けしました。
解決内容
保険会社と交渉して、12級13号の等級を前提として裁判基準での賠償金の支払いを受けることができました。
弁護士のコメント
・相当の数の交通事故案件を扱っている当事務所においても、自賠責の等級結果が出ているにもかかわらず、保険会社がその結果を被害者に伝えず、しかも等級自体を否定しようと自賠責保険会社に働きかけているというケースは初めてでした。
・幸いにもご本人が当事務所に相談に来られたことで、認定されている等級を前提として解決することができましたが、相談に来られなければ、自賠責で認められた12級13号を否定されていたかもしれませんでした。
・このケースは、後遺症の申請については保険会社に任せると、認定された等級さえつぶされるおそれがあるということをまざまざと教えてくれました。
・後遺症の申請は、保険会社に任せると多大な不利益を被るおそれがあり、後遺症の申請について実績のある弁護士に依頼する必要がありますので注意して下さい。