弁護士は後遺症のサポートをしてくれるのか
回答
- ほとんどの弁護士は後遺症のサポートをしてくれません。
- そのため、後遺症のサポートをしっかりと行ってくれる弁護士にお願いする必要があります。
解説
1 ほとんどの弁護士は後遺症のサポートができないこと
ほとんどの弁護士は、後遺症のサポートをしてくれません。というよりも、それ以前の問題で、後遺症の申請手続き自体を保険会社に任せきりの弁護士がほとんどです。
つまり、ほとんどの弁護士はそもそも後遺症のサポートを行うことができないのです。その理由は、それだけ後遺症のサポート難しく、専門性が高いからです。長年にわたる経験と実績がないと後遺症のサポートを行うことはできません。
2 後遺症のサポートを行ってくれる弁護士を見つけること
交通事故の被害者が適正な補償を受けるためには適正な等級を獲得する必要があります。逆に適正な等級の獲得ができない場合には、適正な補償を受けることができず、被害者とそのご家族の生活が破綻してしまうこともあります。
したがって、後遺症のサポートをしっかり行ってくれる弁護士を見つけることが被害者とそのご家族にとって生死を分けるほど重要であり、必ず後遺症のサポートを行ってくれる弁護士を見つけてお願いしてください。
3 後遺症のサポートには弁護士にも覚悟と責任が求められること
当事務所が依頼を受けたケースで、高次脳機能障害の診断で、保険会社に後遺症の申請の手続きを任せてしまって12級13号の認定を受けたものの、その後に異議申立ての手続きを行った結果、9級10号まで上げて、賠償額も提示額から3300万円アップすることができたケースがあります。
このケースでは、先に依頼を受けていた弁護士は、なんと、12級13号の認定内容が適切かどうか検討しようとさえしていませんでした。そして、その弁護士は、12級13号を前提として保険会社の提示額250万円のアップすることを目標とし、それが適正であると依頼者に伝えていたのです。
もし、この被害者とご家族の方が当事務所に依頼しなければ、その方とご家族の生活は破綻していました。
特に重症の後遺症のケースでは、被害者とそのご家族の生活を守るためには、依頼を受ける弁護士にも相当の覚悟と責任が求められています。もし、後遺症のサポートを適切に行うことができないのであれば、後遺症に強い弁護士に相談するようアドバイスすべきなのです。