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年齢によって異なる高次脳機能障害のサイン

1. 高次脳機能障害は見過ごされやすいという特徴があること

高次脳機能障害は、脳に重大な損傷を負っているため、記憶力や判断力が低下してしまうため元のように働けなくなるという重大な影響が残りますが、外見上は普通に見えるために見過ごされやすいという特徴があります。

2. 年齢によって異なる注意点

高次脳機能障害を見過ごさないようにするための注意点がありますが、その注意点は被害者の年齢によって全然異なります。

(1) 成人の方のケース

成人の方は、職場でこれまで当たり前のようにできていたことができなくなってしまって、職場内や出先でトラブルをおこしてしまうことが多くみられます。例えば、出先でお客さんと言い合いになってしまうとか、これまで当たり前にできていたことができなくて社員の方と喧嘩してしまうことがあります。

そうすると、発想を逆に考えて、交通事故にあって、「頭部外傷」「脳挫傷」「頭蓋骨骨折」「びまん性軸索損傷」「クモ膜下出血」などの診断を受け、事故後に今までおこしたことのないようなトラブルを職場や仕事先でおこした場合には高次脳機能障害でないか疑う必要があります。

(2) 高齢者のケース

高齢者の注意点ですが、高齢者の場合は、事故後に記憶力の低下などの症状があらわれても出ても年のせいにされてしまい、病院でも家族内でも見過ごされてしまうことがあります

したがって、高齢者の方は、交通事故で頭部に大怪我をした場合、年のせいにしないで高次脳機能障害を疑う必要があります。

(3) 子供のケース

子供のケースでは、

  1. 脳の他の部分が脳の損傷部分を補完する働きをするため、ある程度回復するという面があり、成人のケースよりも長い時間をかけて経過を観察しなくてはいけないということ、
  2. 子供は、日々どんどん成長していくため、事故前と事故後の状態を比較しにくいため見過ごされやすいこと
  3. 治ってほしいという親心故に見落しの原因になること

がありますので気を付けてください。

3. 解決策

一般の方は自分で高次脳機能障害かどうか判断するのは難しいと思いますので、成人の方でもお子さんでも高齢者の方でも、交通事故で頭に怪我をしてしまい、「頭部外傷」「脳挫傷」「頭蓋骨骨折」「びまん性軸索損傷」「クモ膜下出血」「硬膜下血腫」などの診断を受けたときは当事務所までご連絡下さい。当事務所が、無料で頭部のCT画像やMRI画像を確認して、高次脳機能障害でないかどうかチェックします。

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