交通事故にあってしまった場合、弁護士へはいつ相談したらいいのかという質問をよく受けます。

後遺症が残ってしまう可能性がある怪我をしてしまった場合には、事故後すぐに相談することを強くお勧めしています。

なぜなら、どんなに症状が重たくても、決められたルールに従って後遺障害等級の申請を行わないと後遺障害等級が認められることはないからです。

例えば、交通事故でむちうちの怪我をして重たい後遺症が残ってしまった方が、4ヶ月で治療を終了させた後に相談にこられることがあります。

どうして痛みが強かったのに治療を終了させたのかと聞いたところ、「痛みは残っていて治療を続けたかったのですが、保険会社の担当者からから『後遺障害等級申請して等級がとれたらその後遺障害慰謝料で通院して下さい。』と言われたので治療を終了しました。」との答えでした。

しかし、むちうちの後遺障害等級は、6カ月間きちんと通院してリハビリを行なわないと、うちうちの症状で等級が認められることはありません。

治療を終了する前に相談していただかないと、「その通院期間では後遺障害等級はとれませんよ。」と回答せざるを得ませんし、この後にどうすることもできません。

このようなことがおきないようにするためにも、むちうちに限らず後遺症が残ってしまいそうな怪我をしてしまった場合には、事故後早い段階で1度ご連絡下さい。アドバイスをさせて頂きます。