令和元年7月2日に、「STVラジオ 解決ラジオ 教えてあきちゃん」のコーナーで「交通事故 いつ相談すればいいの?」のテーマでお話をしました。コーナーで取り上げたテーマを紹介します。

交通事故の相談をいつすればいいのかについて考えるにあたって後遺症の申請の仕組みについて理解する必要があります。
後遺症の申請の手続については、保険会社が行ってくれる方法と被害者が自分でやる方法(弁護士に依頼して行う方法)の2つがあります。

そして、被害者の利益を考えた場合、弁護士が手続きを行う必要があります。
なぜなら、加害者側の保険会社は、後遺障害等級が認められてしまうと支払わなくてはいけない賠償額の負担が増えてしまうからです。

そして、保険会社は、事故にあってから治療が終わるまでの間に、保険会社は自分達に有利な証拠、つまり被害者の等級が認められない証拠を集めます。
そうすると、当然、被害者としても自分の等級が認められる証拠を集めなくてはいけません。
しかし、治療期間が終わるころに弁護士に依頼した場合、保険会社が、自分達に有利な証拠を既に集めてしまっているので、被害者にとっては手遅れになっていることがあります。そのため、弁護士への相談は早ければ早い方がいいのです。

但し、弁護士に早くに相談した方がいいといっても、後遺障害等級に強くて、後遺症の申請に精通している弁護士に依頼しないと全く意味がありませんので注意して下さい。弁護士選びはシビアに考える必要があるのです。